かわいい軽トラというキーワードで検索する人が増えている今、軽トラックはただの“働く車”から、おしゃれで個性的な移動手段へと進化を遂げています。
特に女性ユーザーを中心とした軽トラ女子の間では、軽トラをレトロにカスタムや丸目といった見た目にこだわったカスタムが人気です。
中古で手に入れる方法や、ダイハツ・ホンダなど各メーカーの特徴、さらにはバスケットを取り付けたアウトドア仕様、4人乗りに近い居住性のあるモデルの選び方まで、多様な選択肢があります。
この記事では、おしゃれな新車から中古購入まで、かわいい軽トラを手に入れるためのポイントや注目スタイルを詳しく解説していきます。
■本記事のポイント
- 中古でもかわいい軽トラを選ぶポイント
- ダイハツやホンダの軽トラの特徴と違い
- 丸目やレトロ風などのカスタムスタイル
- おしゃれで実用的な最新モデルの情報
かわいい軽トラの魅力と最新モデル紹介
近年、「軽トラ=働く車」という従来のイメージを覆す“かわいい軽トラ”が注目を集めています。
丸目ライトや個性的なカラー、クラシカルな外装デザインなど、見た目にこだわったモデルが続々登場しており、女性や若い世代からの人気も高まっています。
さらに、主要メーカーは機能面も進化させ、安全性や快適性を兼ね備えた最新モデルを展開中です。
ここからは、そんな“かわいい軽トラ”の中でも注目すべき特徴や人気の理由について詳しく紹介していきます。
中古でもかわいい軽トラを探すポイント
中古でもかわいい軽トラを見つけるには、外観だけでなく走行性能やメンテナンス履歴も含めて総合的に見極めることが大切です。
まず走行距離は重要要素で、3万~5万km程度のものが状態と価格のバランスに優れています。
ただし、10万km以下でも整備履歴がしっかりしていれば安心です。
次に目視でフロアパネルや荷台のサビをチェックしましょう。
軽トラは屋外使用が基本なので、防錆性能が落ちていると耐久性が低下します。
また、4WD切り替えや副変速機の有無も用途に応じて重要です。
農作業や悪路使用が多い人はこの機能が便利ですが、燃費面では2WDに比べやや不利です。
さらに、AT・CVT車などを選ぶと運転が楽になる反面、その分価格が高くなる傾向があります。
最後に実際に試乗してハンドルの感覚や小回りの利き具合、荷台の使いやすさを確認しましょう。
荷台のステップやフックの有無も、日常使いの快適性に影響します。
このように総合評価を念入りに行いながら、かわいい見た目と性能の両立を図ることで、中古でも満足できる軽トラ選びが可能です。
ダイハツの注目カラー
ダイハツ「ハイゼットトラック」は2025年2月の一部改良で全グレードに安全装備「スマートアシスト」を標準搭載したほか、従来の白やシルバーに加えて全7色のカラーバリエーションが追加されました。
具体的には、ファイアークォーツレッド、オフビートカーキ、ブライトシルバーメタリックなどが選べ、仕事用というイメージに遊び心を加えています。
特にオフビートカーキやポップなブルー系は、軽トラ女子やおしゃれ志向のユーザーに人気の傾向です。
丸目ライトへのカスタムを前提にすると、クラシカルでかわいらしい表情を引き出せます。
ただし、カラーによってはオプション価格が22,000円前後追加されることがあります。
そのため、予算との兼ね合いもしっかり考慮しましょう。
また、派手めの色は再塗装や補修が必要な際にコストがかかりやすい点も念頭に置いておくのが賢明です。
総じて、ダイハツは安全性と選べるカラーで「かわいい軽トラ」のイメージを高めていますし、個性を出したい人にとって選択肢豊富なモデルになっています。
ホンダ製の魅力とは
ホンダの軽トラ「アクティトラック」は、特に特別仕様車「スピリットカラースタイル」によって「かわいい軽トラ」としての魅力が一段と高まりました。
丸目ヘッドライトや2トーンカラーのボディは、T360へのオマージュとして採用され、ノスタルジックで親しみやすいデザインが特徴です。
ハンドルを握ると素直な小回りの効きと、軽快な運転フィールを感じられますし、荷台の広さや積載性も農作業や日常使いにぴったりです。
一方で、2021年に生産終了しており、現行モデルとしては流通しない点はデメリットです。
中古市場で状態の良い車両を見つけるには根気が必要で、希少性ゆえに価格が高めに推移することもあります。
修理部品も徐々に入手が難しくなってきており、その点には注意が必要です。
それでもなお、独特の可愛らしさと実用性を兼ね備えたホンダの軽トラは、「使って楽しい」という体験を最重視する人にとって非常に魅力的と言えるでしょう。
女子に人気の理由
昨今、軽トラ女子と呼ばれる女性が増え、かわいい軽トラが注目されています。
農業女子プロジェクトとの連携を図ったダイハツの事例に見られるように、女性視点を重視したデザインや使い勝手の工夫が増えており、軽トラへの抵抗感が少なくなっています。
たとえば、カラフルなボディや荷台のカスタムパーツが女性にも受け入れられやすくなり、機能性だけでなくビジュアルやライフスタイルの一部として選ばれているのです。
ただし軽トラは基本的に「商用車」であり、乗り心地や防音性が乗用車に比べて劣ります。
そのため、日常の買い物や長距離運転など、乗用目的が多い人にとっては快適性の面で課題が残ります。
その場合は乗用車との併用や、防音対策などの工夫が必要になります。
それから、かわいい軽トラは注目度が高いぶん、盗難リスクや頻繁な洗車・整備が不可欠な点も女性ユーザーが気にかけるポイントです。
それでも、その可愛らしさと実用性が合わさった魅力は、多くの軽トラ女子にとって大きな魅力となっています。
4人乗りはある?
かわいい軽トラで「4人乗り」ができるかというと、一般には2人乗り仕様がほとんどで、4人乗りの設定は非常に限られています。
ホンダの「アクティバン」など、後席を折りたたんで4人が乗れるバンタイプではありますが、荷台が荷物を載せる構造のため、本格的な4人乗りとは異なります。
もし4人乗りを希望する場合は、軽トラベースのバンやキャブオーバータイプの車両に注目するとよいでしょう。
ただし、そういった車両は荷台スペースを犠牲にしているため、軽トラとしての魅力や実用性は下がります。
結局のところ、かわいい軽トラで中身も気にするなら「2人乗り+荷台をいかす工夫」が現実的な選択になります。
そのため4人乗りを検討するなら、用途に応じて乗用タイプの軽自動車やキャリイジャンボ・ハイゼットジャンボなど「居住性重視」のモデルとの住み分けをするのが賢い方法です。
かわいい軽トラのカスタム&おすすめスタイル
軽トラの楽しみ方は「運ぶ」だけではありません。
近年では、かわいさと実用性を両立したカスタムが人気を集めており、レトロ調の外装や丸目ライト、荷台まわりのアクセサリーなど、自分好みにアレンジする人が増えています。
特に女性ユーザーや若年層からは、「映える軽トラ」として注目されることも少なくありません。
ここでは、見た目だけでなく日常使いにも役立つ、おしゃれで実用的なカスタムスタイルを詳しく紹介していきます。
レトロにカスタムでおしゃれに
軽トラをレトロスタイルでカスタムすると、ただかわいいだけでなく個性的な趣味の一台へ変身させられます。
たとえば、スズキ・キャリイに70から80年代の名車「サニートラック」を模したフェイスキットを装着すると、往年の名車風味が再現できて注目度が高まります。
特に、ヴィンテージ風のフロントバンパーやフェンダー、シートカバーを合皮素材に変更することで、見た目と座り心地の両立が可能です。
さらに、グリルのクロームメッキや縦フィングリル、マユゲ風の装飾パーツを加えると、より統一感あるレトロ調に仕上がります。
ただし、カスタムには注意点もあります。
保安基準に適合しなければ車検が通らず、法令違反となる可能性があるため、パーツ選びや取り付けには慎重であるべきです。
また、エアロやフェイスキットは純正ボディに比べて重量が増すことがあり、燃費や車体への負担に影響する場合があります。
そのため、パーツの材質や製造メーカー、安全性能との兼ね合いをしっかり確認した上で、自分らしいレトロ軽トラを完成させていくことが重要です。
丸目ヘッドライトで可愛さUP
丸目ヘッドライトは“かわいい軽トラ”の象徴とも言えるカスタム手法で、クラシック感と親しみやすさが一気に増します。
特にホンダ・アクティトラックの中古車市場では、丸目ヘッドライト仕様の車両が30から40万円台で見つかり、ユーザーの間でも人気が高くなっています。
丸目への切り替えはブラケット交換やスポイラー導入といったカスタムキットで比較的容易にでき、自分だけの“顔”を作る楽しみが得られます。
一方で、注意点もあります。
丸目キットを装着する場合、配線の引き直しや照度調整が必要になることがあり、DIY初心者にはハードルが高くなることもあります。
また、安価な社外品には品質差があるため、暗さや防水性能に問題が出る可能性もあります。
さらに、一部の純正LEDヘッドライト搭載モデルでは、丸目化すると車検時に光量不足や光軸ズレが指摘されることもあるため、信頼できる業者に作業を依頼し、取り付け後は光軸調整を忘れずに行いましょう。
丸目ヘッドライトで可愛さを強調するときは、実用性や安全面にも気を配ることが大切です。
バスケットで実用もかわいく
軽トラにバスケットを装着すると、かわいさだけでなく荷物運搬の利便性も格段に向上します。
たとえば、ハードカーゴ製のキャリア用バスケットは荷台上部に設置し、深さ約15cm、110cm×60cmといった十分なサイズ感があり、脚立やガーデニング用品などもすっきり収納できます。
パウダーコート仕上げのアルミ構造は耐久性があり、見た目もすっきりとおしゃれです。
いっぽうで、重量が増すので燃費や走行性能にやや影響が出る点には注意が必要です。
また、積載量の上限や車検適合も確認する必要があります。
特に、雨天時に荷物が濡れるのを防ぐ対策(ラップシートなど)や洗浄の手間も考慮しておくと後悔が少ないでしょう。
かわいさと実用性を兼ね備えたバスケット積載スタイルは、日常使いからアウトドア遊びまで幅広く活躍します。
おしゃれ新車で買うなら
かわいい軽トラを新車で選ぶなら、ダイハツやスズキ、ホンダなどの限定仕様車やオプションカラーが狙い目です。
なかでもトレンドなのが、ダイハツの「ハイゼットトラック」ジャンボ・エクステンド。
2023年の東京オートサロンで公開され、「荷台が伸びる」ギミック付きで機能性だけでなくおしゃれさにも注目が集まりました。
また、丸目ライトやクラシカルなパーツをワンオフで付けられるメーカー純正オプションが充実しており、新車購入時から“かわいさ”と“実用性”を両立できます。
とはいえ、新車では価格が上がりやすく、予算との兼ね合いが課題になることもあります。
特に見た目重視で選ぶ場合、納期がかかるケースもあるので、事前にオプションリストや納期をディーラーとしっかり相談して購入すると安心です。
【まとめ】かわいい軽トラについて
最後に本記事で重要なポイントをまとめます。