軽トラでガソリンの抜き方に悩む方は、用途に合うホースや道具、手動や電動のポンプの違い、給油口からガソリン抜く場合の注意点、ホース ホームセンターで購入できる選択肢、入れ替え 車同士での燃料移送の是非、ポンプ オートバックスの品ぞろえ、キャブレター周りの扱い方、ガソリンスタンドへ相談する利点、ワゴンRでガソリンの抜き方やハイゼットのガソリンの抜き方は?といった車種別の留意点まで、基礎から整理して理解したいはずです。
さらに、軽トラに軽油を入れてしまったのですがどうしたらいいですか?という緊急時の初動も把握しておくと安心です。
この記事では、法律や安全を守りながらトラブルを回避するための現実的な選択肢を網羅的に解説します。
■本記事のポイント
- ホースやポンプなど道具の選び方と安全基準
- 給油口からの作業が抱えるリスクと回避策
- 車種や構造の違いを踏まえた確認ポイント
- 誤給油や不具合時の正しい初動と相談先
軽トラでガソリンの抜き方の基本と注意点

軽トラでガソリンを抜く作業は、一見シンプルに見えても、実際には高い安全意識と正しい知識が求められます。
ガソリンは非常に揮発性が高く、わずかな静電気や火花でも引火する危険があるため、適切な環境と道具を整えることが何よりも重要です。
この記事では、ホースやポンプを使った基本的な抜き方から、給油口経由での作業時に注意すべきリスク、さらにホームセンターで揃う実用的な用品の選び方までを体系的に解説します。
また、車同士で燃料を移す際の安全な手順についても紹介します。
正しい方法を理解し、無駄なく安全に作業を進めるための基礎知識を身につけましょう。
ホースを使って安全にガソリンを抜く方法

ガソリンの取り扱いは、非常に慎重さを要します。
ガソリンは引火点が-40℃前後と極めて低く、空気中に揮発した蒸気が火花や静電気によって容易に着火する特性を持っています。
そのため、ガソリンの抜き取り作業は屋内では行わず、必ず風通しの良い屋外で実施する必要があります。
環境条件としては、直射日光を避け、湿度が適度に保たれた場所が理想的です。
また、衣類や工具などに帯電防止処理を行い、静電気放電による引火を防ぐことが重要です。
ホースを用いる場合は、必ず「フューエルホース(燃料対応ホース)」と明記された製品を使用します。
このタイプのホースは、耐ガソリン性・耐油性・耐圧性に優れており、一般的なビニールホースでは短時間で劣化や亀裂が生じる可能性があります。
市販の燃料ホースの中には、内径が8mmから12mmの範囲で選べるものが多く、車両の給油口や配管径に合わせて選定することが推奨されます。
また、口でガソリンを吸い上げる行為は絶対に避けなければなりません。
少量でも誤飲すれば重篤な健康被害を引き起こす恐れがあります。
必ず逆止弁付きのサイフォンポンプや手動ポンプを使用し、物理的な圧力差によって安全に移送する仕組みを採用しましょう。
作業の正当性にも注意が必要です。
燃料の抜き取りは、自身が所有する車両の整備や誤給油の修正といった正当な目的に限定され、他者の車両に対して行うことは法律に抵触します。
また、作業中に発生したガソリンのこぼれは、吸収シートや油吸着剤などで速やかに処理し、残液や廃棄物は地方自治体の「危険物廃棄規定」に従って処理する必要があります(出典:総務省消防庁「危険物の規制に関する政令」) 。
さらに、安全性を高めるためには、ホース単体ではなく逆止弁付きの器具や手動ポンプを組み合わせる方法が効果的です。
これにより逆流やこぼれを防ぎ、作業効率も安定します。
こうした事前準備と正しい器具の選定が、事故を防ぎ、安全な燃料移送の基本となります。
ガソリン抜きに必要な道具の種類と選び方

ガソリンの抜き取り作業には、単にホースだけでなく、複数の専用道具を適切に組み合わせることが欠かせません。
作業を安全かつ効率的に行うためには、以下の7種類の道具を基本セットとしてそろえることが推奨されます。
まず、燃料対応ホースです。
ガソリンの化学的性質に耐えられる素材(主にNBRゴムやフッ素系樹脂)を使用したものを選びます。
ホースの内径は8mm~12mm程度が一般的で、使用する車両の給油口径やポンプの接続口径に合わせる必要があります。
厚みがある肉厚タイプのホースは曲げ癖がつきにくく、燃料の流れを安定させる点でも有利です。
次に、逆止弁付きサイフォンまたはポンプを準備します。
逆止弁(チェックバルブ)はガソリンの逆流を防ぐ構造を持ち、誤って吸い戻される危険を防ぎます。
手動ポンプタイプは、内部にゴム球(バルブ式)を持ち、数回握ることで負圧を発生させ、ガソリンを吸い上げる仕組みです。
構造が単純で壊れにくいため、初めて作業する方に適しています。
一方、電動ポンプはモーター駆動により短時間で燃料を移送できる点が利点です。
1分あたり10~15リットル程度の流量を確保できる製品もあり、大容量タンクの軽トラや業務車両では時間短縮につながります。
ただし、電源の取り扱いに注意が必要で、バッテリー駆動型やUSB給電型を使用する場合は、必ず防爆規格(Exマーク)や火花防止設計の記載を確認してください。
安全装備としては、耐油手袋・防爆対応の静電気防止シート・耐油性の受け皿や容器が必須です。
容器には、国際的に認証されたUNマーク(United Nations mark)が付与されたガソリン携行缶や金属製ドラム缶を使用するのが望ましいとされています。
これらの容器は、運搬中の膨張や揮発に対応するよう設計されており、一般的なプラスチック容器を流用するのは極めて危険です。
初めての作業では、手動ポンプ+逆止弁付き燃料ホース+耐油容器の基本構成を選ぶと良いでしょう。
これにより、作業の安全性を確保しつつ、誤操作のリスクを最小限に抑えることができます。
安全性を軽視して安価な道具を使うと、ガソリン漏れや発火事故につながる危険があるため、品質の確かな製品を選定することが何より重要です。
主な道具の比較表
| 道具 | 長所 | 留意点 | 想定シーン |
|---|---|---|---|
| 燃料対応ホース | 低コストで汎用性 | 逆流や誤飲の危険 | 短距離移送の補助 |
| 手動ポンプ | 構造が単純で安心感 | 流量は控えめ | 少量の抜き取り |
| 電動ポンプ | 時間短縮と安定流量 | 電源・発火対策が必要 | 大量移送や頻度高め |
| 逆止弁付き器具 | 逆流防止で安全性向上 | 品質にばらつき | 初心者の安全補助 |
このように、目的や環境に応じた道具の選定が、作業の成否を大きく左右します。
信頼できるメーカーの製品を選ぶことで、事故を未然に防ぐと同時に、作業効率を向上させることが可能です。
ポンプを使った効率的な抜き取り手順

ガソリンを安全かつ効率的に抜き取るには、作業手順を体系的に理解しておく必要があります。
特にポンプを用いた方法では、誤操作や準備不足による事故を防ぐため、事前確認と段階的な作業進行が求められます。
まず、使用するポンプの種類に応じた準備を行います。
手動ポンプであれば、ホースと本体の接続を確実に締め、接続部に亀裂や緩みがないかを確認します。
電動ポンプの場合は、電源コードやスイッチ、モーター周辺にガソリンが付着していないかを確認し、防爆対応(Ex認証)マークが明記されている製品を選定します。
ガソリン蒸気は空気より重いため、床面付近に滞留しやすく、火花によって爆発するリスクがある点を強く認識しておきましょう。
次に、作業前に燃料タンクの残量と受け側容器の容量を確認します。
ガソリンの比重は約0.74g/cm3(20℃時)であるため、例えば10リットル抜き取る場合、7.4kgの重量となります。
容器の耐圧性能が十分でないと、運搬中に膨張や漏れが生じる恐れがあるため、余裕を持った容量設計が求められます。
ポンプ使用の手順(推奨フロー)
1 静電気除去のため、作業者と車両ボディを接地します。
2 燃料タンク側の吸込みホースを給油口または整備用サービスホールへ挿入します。
3 受け側容器に排出ホースを固定し、転倒や抜け防止を確実にします。
4 手動ポンプの場合はバルブを数回圧縮して燃料を吸い上げ、電動ポンプの場合は低速モードから作動させます。
5 流量を確認し、ホースが折れたり外れたりしていないかを逐次チェックします。
6 所定量の移送が完了したら、ポンプを停止し、ホース内の残燃料を抜いてから容器を密閉します。
作業後はポンプ内部のガソリンを排出し、揮発が進むまで風通しの良い場所で保管します。
特に電動ポンプはモーター内部に燃料が残ると発火リスクが高まるため、清掃を怠らないことが大切です。
また、作業後に周囲の地面にガソリン臭が残っていないかを確認し、こぼれた場合は油吸収マットなどで速やかに処理しましょう。
このように、効率化の鍵は「安全性の徹底」と「事前準備の精度」にあります。
スピードを優先するよりも、確実な確認と段階的な作業が結果的に作業時間の短縮につながります。
給油口からガソリン抜く際のリスクと対処法

現代の自動車、特に軽トラックや乗用車は、燃料盗難防止機構や排出ガス規制対応部品が組み込まれており、給油口から直接ガソリンを抜くことは難しくなっています。
代表的な機構として、フィラーキャップ内の逆止弁(チェックバルブ)、ロールオーバーバルブ(横転時に燃料漏れを防ぐ機構)、およびフィラーリッド内のスプリングフラップが挙げられます。
これらは安全性向上のために設計されていますが、同時に抜き取り作業の難易度を高めています。
無理にホースを差し込もうとすると、フィラー管やバルブのゴムシールを損傷し、給油時に燃料漏れを引き起こす可能性があります。
さらに、ホース先端が内部金属部品に接触して火花が生じれば、重大な火災事故に直結します。
そのため、給油口経由での作業は、整備士や危険物取扱者乙種第4類の資格を持つ者以外は推奨されません。
安全に作業を進めたい場合は、車両下部に設けられている燃料タンクの「サービスホール」または「ドレンボルト」を利用する方法が合理的です。
整備書や車種別のマニュアルには、燃料系統の安全な排出手順が明記されており、メーカーの指示に従うことが基本となります。
なお、サービスホールから作業する際も、周囲に火気がないこと、十分な換気を確保すること、そして抜き取った燃料の廃棄ルールを遵守することが必須です。
自力での対応が困難な場合は、早めに整備工場やロードサービスへ相談するのが適切です。
特に最新モデルの軽トラでは、タンク内部が樹脂製のケース構造になっており、外部からの無理なアクセスで変形する例も報告されています。
無理をせず専門機関に任せることで、車両損傷や人的リスクを未然に防ぐことができます。
ホースをホームセンターで購入できる商品比較

ホームセンターで販売されている燃料用ホースは種類が多く、価格帯も数百円から数千円まで幅があります。
購入時は、単に「ホース」と書かれた製品ではなく、「燃料対応」や「耐油」「ガソリン対応」といった表記を確認することが第一歩です。
一般的に、NBR(ニトリルゴム)製、PVC(耐油塩化ビニル)製、フッ素樹脂(PTFE)コーティングなどの製品が主流であり、それぞれ特性が異なります。
| 材質 | 特徴 | 適用温度範囲 | 耐久性 | 価格目安(1m) |
|---|---|---|---|---|
| NBRゴム | 柔軟性が高く燃料対応 | -20℃~80℃ | 中 | 約500~800円 |
| PVC耐油タイプ | 軽量で透明度が高い | 0℃~60℃ | 中 | 約300~600円 |
| フッ素系樹脂(PTFE) | 耐薬品性が非常に高い | -40℃~150℃ | 高 | 約1000~2000円 |
透明タイプのホースは、燃料の流れを目視で確認できる利点があります。
一方で、紫外線や熱に弱いため、屋外保管や長期使用には不向きです。
耐久性を重視する場合は、厚手の黒色NBRタイプが安定しています。
ホース ホームセンターで選ぶ際は、長さだけでなく内径と外径のバランスを確認し、給油口やポンプ側にしっかりフィットするかを重視してください。
また、逆止弁付きサイフォンや手動ポンプがセットになった商品も販売されています。
こうした製品は個別購入より割高に感じる場合がありますが、互換性と安全性が保証されているため、初めての作業には特に適しています。
さらに、ネット通販ではJIS規格適合品や業務用グレードのホースも選べるため、用途に応じて購入先を検討するのが良いでしょう。
入れ替えで車同士でガソリンを移す際のポイント

車同士でガソリンを移す作業は、一見簡単そうに見えますが、実際には多くのリスクを伴うため、適切な手順と環境管理が不可欠です。
ガソリンは揮発性が非常に高く、静電気やわずかな火花で引火する可能性があるため、常に安全対策を最優先する姿勢が求められます。
まず、作業環境の整備が最初のステップです。
移送を行う際は屋外で、できるだけ風通しの良い場所を選び、周囲に火気が存在しないことを確認します。
特に冬季や乾燥した季節は静電気が発生しやすいため、静電気防止手袋やアース線で車体を接地させるなどの対策が必須です。
2台の車のボディ同士を直接接触させず、金属部で間接的に接地を確保すると安全性が高まります。
次に、燃料移送に使用するホースとポンプの準備を行います。
燃料対応ホースを使用し、吸い上げ側(供給車)と排出側(受け車)の接続をしっかり固定します。
手動ポンプを使う場合は、逆止弁が正しく作動しているかを確認し、途中で流れが止まらないようにホースをできるだけ直線的に配置します。
電動ポンプを使用する場合は、車両の電源を利用せず、独立した防爆仕様のバッテリーポンプを使用することが推奨されます。
受け側のタンク容量と残量を事前に確認しておくことも重要です。
一般的な軽トラックの燃料タンクは30から40リットル前後ですが、満タンに近い状態での移送はオーバーフローの危険があるため、容量の約80%を上限にするのが安全です。
作業中はホースの外れや燃料の飛散がないかを定期的に確認し、こぼれた場合は油吸収マットや砂を使って直ちに処理します。
注意すべき法的・倫理的な観点
燃料の移動は、あくまで所有車両間または正当な整備目的に限定されます。
他人の車両から無断で燃料を抜き取る行為は窃盗にあたり、刑法第235条に抵触する犯罪行為です。
また、消防法第10条により、一般人が危険物を不適切に取り扱う行為は厳しく規制されています。
これらの法令に基づき、ガソリンの取り扱いは資格保有者(危険物取扱者乙種第4類)または正規の整備業者が行うことが推奨されています。
効率と安全を両立させるコツ
・車両同士の距離は1.5メートル以上確保する
・ホースを高低差なく配置し、流れを安定させる
・受け側容器は地面より低い位置に設置する
・作業中の携帯電話使用を避け、電波機器は車両から離す
・移送終了後は必ずホース内の残燃料を排出し、密閉保管する
これらを徹底することで、事故やトラブルの発生を最小限に抑えられます。
ガソリンは便利な燃料である一方、極めて危険な物質でもあるため、「早く終わらせる」より「確実に終える」意識が重要です。
結果として、法令遵守と安全管理を徹底することが、作業の成功と信頼性を高める最も確実な方法といえます。
軽トラでガソリンの抜き方の実践とトラブル対応

軽トラでのガソリン抜き取り作業は、道具の選び方や安全対策を理解したうえで、実際の操作方法を正確に実践することが求められます。
特にオートバックスなどで購入できるポンプの特徴を知ることや、キャブレター内部の燃料を安全に抜く手順を理解しておくことは欠かせません。
また、万が一の誤給油や作業トラブルに備え、ガソリンスタンドや整備工場に依頼する際の注意点を把握しておくことも重要です。
この記事では、車種別の具体的な事例としてワゴンRやハイゼットの構造を取り上げ、実践的なコツを詳しく紹介します。
さらに、軽油誤給油時の正しい対応方法も解説し、現場で役立つ知識を総合的に身につけられる内容となっています。
ポンプ オートバックスで購入できる種類と特徴

オートバックスでは、自動車整備に必要な燃料関連用品が幅広く取り揃えられています。
特にガソリン抜き取り用途に適したポンプやホース類は、初心者から整備士まで利用できる品質と安全性を兼ね備えているのが特徴です。
ここでは、代表的な製品の種類と選び方のポイントを詳しく解説します。
まず、手動サイフォンポンプです。
これはポンプ内部にゴム球を備え、数回握ることで負圧を発生させて燃料を吸い上げるタイプです。
構造が単純で、メンテナンスが容易なうえ、電源を必要としないため、屋外や電源の確保が難しい環境でも使用できます。
流量はおおむね毎分2から3リットル程度で、小型車や軽トラックの少量抜き取りに向いています。
また、ホースの長さや逆止弁の有無によって操作性が異なるため、使用する車種に応じて選定することが重要です。
次に、電動トランスファーポンプです。
モーター駆動により安定した流量(製品によっては毎分10から15リットル)を確保でき、短時間で大量の燃料を移送できます。
USB給電式や乾電池式、シガーソケット電源式などがあり、車両整備や誤給油対応の際に効率的です。
ただし、電動タイプは電源周辺で火花が発生するリスクを伴うため、必ず火気厳禁の場所で使用し、配線の劣化や端子の緩みがないか事前に確認しましょう。
(出典:経済産業省『危険物の規制に関する政令』)
さらに、オートバックスでは燃料対応の耐油ホースも販売されています。
これらはNBR(ニトリルゴム)やPVC耐油樹脂などの素材で作られており、ガソリンや軽油に対して高い耐性を持ちます。
店舗ではホース径や材質、流量性能を比較できる展示があり、実際に手に取って確認できる点が大きな利点です。
用途別に考えると、手動ポンプは日常的なメンテナンス用途に、電動ポンプは業務的な頻度や大量作業に向いており、使用目的と安全性を基準に選定するのが実践的な判断です。
キャブレター内のガソリンを抜く手順

キャブレター搭載車(特に旧型の軽トラックやバイクなど)は、燃料供給システムがインジェクション車とは異なり、フロートチャンバー内に一定量のガソリンを貯留する構造を採用しています。
長期間放置するとこの燃料が劣化し、ガム質や酸化物が発生してジェット(燃料噴射孔)を詰まらせる原因となります。
そのため、定期的にキャブレター内の燃料を抜くことは、エンジンの健康維持に欠かせません。
作業手順としては、まずエンジンが完全に冷えていることを確認します。
ガソリンの引火点は約-40℃と非常に低いため、エンジンが高温のまま作業するのは極めて危険です。
次に、耐油性の受け容器を準備し、キャブレター下部のドレンスクリュー(排出口)を確認します。
このスクリューを適度なトルクでゆっくり緩め、内部の燃料を排出します。
ネジを乱暴に扱うと、ネジ山の損傷やガスケットの変形につながるため注意が必要です。
排出後は、ドレンスクリューを確実に締め直し、周囲をウエスで清掃します。
もしOリングやガスケットに劣化や硬化が見られた場合は、同等規格の新品部品に交換することで再漏れを防止できます。
最近の純正部品は耐エタノール性の素材を採用しているものもあり、E10燃料(エタノール10%混合燃料)への対応力が向上しています。
また、キャブレターによっては排出ホースが設けられている場合もあり、これを利用すれば燃料がフレームに垂れるリスクを減らせます。
作業に不安がある場合や、スクリュー位置が見えにくい車種では、無理をせず整備工場に依頼する判断が安全です。
特に長期間稼働していないエンジンでは、チャンバー内に沈殿物が溜まっているケースも多く、プロによる超音波洗浄などを併用すると確実です。
ガソリンスタンドで依頼する際の注意点

ガソリンスタンドでのガソリン抜き取り(誤給油対応など)は、すべての店舗で対応しているわけではありません。
消防法および危険物取扱者制度の観点から、店舗ごとに設備基準や資格者の配置状況が異なるため、まず事前に電話で問い合わせることが必要です。
特にセルフスタンドでは、顧客による燃料操作を禁止しているため、スタッフによる対応ができないケースも少なくありません。
問い合わせ時には、次の4点を確認するとスムーズです。
1 誤給油対応や燃料抜き取りサービスの可否
2 作業費用の目安(軽トラ1台あたり約3,000から10,000円が一般的)
3 所要時間(30から60分程度)
4 ロードサービスや整備工場への連携体制の有無
また、店舗によっては燃料を抜いた後の処理方法(回収・廃棄)を自社で行えない場合があるため、提携工場に引き渡す形になることもあります。
そのため、急ぎの対応が必要な場合は、事前に「即日対応可能か」を確認しておくと良いでしょう。
なお、JAFや各種保険のロードサービス特約にも、誤給油時の無料対応が含まれていることがあります。
契約内容によっては、現地で燃料抜き取りやレッカー搬送を行ってもらえるため、加入中のサービス内容を確認しておくと安心です。
このように、ガソリンスタンドでの対応には法令・資格・安全面の制約があるため、自己判断よりも事前確認と適切な依頼が何よりも重要です。
安全管理を徹底し、トラブル発生時も冷静に対処することで、被害を最小限に抑えることができます。
ワゴンRでガソリンの抜き方を確認する理由

ワゴンRは軽自動車の中でも特に普及率が高く、モデルチェンジを重ねてきたため、燃料タンク構造や給油システムの設計が世代ごとに大きく異なります。
初期モデルではスチール製タンクが主流でしたが、近年では軽量化と耐腐食性を重視して樹脂製タンクが採用されています。
この素材の違いによって、燃料ホースや給油口からのアクセス性が変化するため、ガソリンの抜き方を車種ごとに把握しておくことが非常に重要です。
また、同じワゴンRでもグレードによって燃料ポンプの配置やフィルター構造が異なります。
たとえば、リターン式燃料システムでは燃料ラインの戻り経路を利用して抜き取りが可能な場合がありますが、リターンレス方式の新型モデルでは高圧ポンプがタンク内部に密閉されているため、外部からのアクセスが制限されています。
このような違いを理解していないと、無理な作業によって配管を損傷し、燃料漏れや警告灯点灯などのトラブルを引き起こすおそれがあります。
ワゴンRの整備情報は比較的入手しやすく、スズキの公式整備マニュアルや認定整備工場の資料を通じて確認することが可能です。
構造を理解しておくことで、軽トラックの作業時にも共通点や応用点を見つけやすくなります。
たとえば、燃料タンクの排出経路やフィルター位置などは、同じスズキ製車種間で似通っている場合が多く、軽トラ整備時の参考資料としても有効です。
要するに、車種別の燃料システム構造を事前に確認することは、誤作業の防止と効率的なメンテナンスの両立につながります。
特にワゴンRは情報が豊富で、実践的な学習素材としても優れているため、軽トラ作業を行う前の準備段階として参考にする価値が高いといえます。
ハイゼットのガソリンの抜き方は?手順とコツ

ダイハツ・ハイゼットは商用軽トラックとして広く利用されており、世代ごとに燃料系統の設計が異なるのが特徴です。
特にEBD-S200系やEBD-S500系などでは、タンク位置やサービスホール(点検口)の構造が異なるため、作業の手順にも細かな違いが生じます。
まず、作業前には燃料残量を確認し、できるだけ少なくしておくことが基本です。
燃料が満タンの状態では抜き取り作業中に溢れる危険があるため、事前に走行して減らしておくと安全です。
次に、車体を水平な位置に停車させ、輪止めを使用して車両の動きを防止します。
この段階で、給油口やタンク下部へのアクセス経路を確認し、無理のない姿勢で作業できるように準備します。
ハイゼットのガソリン抜き取りには、サービスホールからのアクセスが最も確実です。
運転席や助手席の下部にあるフロアカバーを外すと、燃料ポンプユニットへ直接アクセスできる構造になっている場合があります。
このユニットを慎重に取り外し、逆止弁付きホースや手動ポンプを使用して燃料を抜き取ります。
給油口からの挿入は内部フラップやロールオーバーバルブによって制限されているため、無理に差し込むと内部部品を損傷する恐れがあります。
効率よく作業するためのコツ
・ホースの折れやねじれを防ぎ、一定の流量を確保する
・受け容器の容量をタンク残量より1.5倍程度に設定する
・作業中は燃料漏れを随時確認し、静電気対策を徹底する
・抜き取り後はホース内に残った燃料を完全に排出する
これらの点を意識することで、ハイゼット特有の燃料ライン構造でも安全かつ効率的に作業が可能です。
最も大切なのは、「スピードよりも確実性を重視する」姿勢です。
丁寧な準備と確認が、結果的に短時間で安定した作業を実現します。
軽トラに軽油を入れてしまったのですがどうしたらいいですか?

ガソリン車に軽油を誤って入れてしまうトラブルは、軽トラック利用者の中でも比較的多い事例です。
見た目では燃料の違いがわかりにくく、特にセルフスタンドでは発生しやすい傾向があります。
このような誤給油が起きた場合、まず最優先すべきは「絶対にエンジンをかけないこと」です。
ガソリン車に軽油を混入すると、燃焼効率の低下だけでなく、インジェクターや触媒コンバーターの損傷、さらには燃料ポンプの焼き付きにつながるおそれがあります。
エンジンをかけてしまった場合、軽油が燃料ライン全体に回ってしまうため、修理費用が高額になることがあります。
具体的には、燃料系統洗浄、ポンプやフィルター交換を含めて3万から10万円程度かかるケースが一般的です。
エンジンをかける前であれば、スタンドや整備工場で燃料を抜き取るだけで済むため、損害を最小限に抑えられます。
対応手順としては以下の通りです。
1 エンジンを始動せず、車両を安全な場所に停車する
2 給油レシートを確認し、軽油の混入量を特定する
3 ロードサービス(JAFや保険会社)に連絡し、抜き取り対応を依頼する
4 抜き取り後は、燃料フィルターやインジェクターの点検を受ける
また、ディーゼル車にガソリンを入れた場合も同様に危険です。
ガソリンは軽油よりも着火温度が低いため、ディーゼルエンジン内で異常燃焼を引き起こすおそれがあります。
いずれのケースでも、燃料の種類を誤ったときは「始動せずに専門業者へ依頼する」ことが最も重要な判断です。
(参考:JAF『燃料誤給油に関する注意喚起』)
誤給油を防ぐためには、給油口キャップに燃料種別ステッカーを貼る、または軽油車・ガソリン車でノズルサイズの異なる給油口アダプターを取り付けるなどの予防策も有効です。
これらの小さな対策が、思わぬ高額修理を防ぐ鍵となります。
【まとめ】軽トラでガソリンの抜き方について
最後に本記事で重要なポイントをまとめます。

