アウトドアを楽しむジムニーオーナーにとって、ジムニーのカーサイドタープは今や欠かせないアイテムの一つです。
特にJB64やJB23といったジムニー各モデルに適したタープの選び方や取り付け方法は、多くの人が関心を持つポイントです。
この記事では、純正タープやおすすめタープの特徴を紹介しつつ、小川のカーサイドシェルターの活用方法や、DDタープを使った自作事例まで幅広く解説します。
また、タープ取り付け時の注意点や、タープ連結による快適空間の作り方も詳しく紹介しています。
これからジムニーでカーサイドタープを導入したい方、自作を検討している方にも役立つ実用的な情報をお届けします。
■本記事のポイント
- ジムニーに適したカーサイドタープの種類と特徴
- JB64・JB23に対応するタープのサイズや仕様
- タープの取り付け方法と設営時の注意点
- 純正・市販・自作タープの選び方と活用法
ジムニーでカーサイドタープの選び方と活用法
ジムニーはコンパクトながらも本格的なオフロード性能を備えており、アウトドア好きにとって理想的な相棒です。
そんなジムニーの魅力をさらに引き出してくれるのが、カーサイドタープの存在です。
休憩スペースや簡易リビングとして活用できるタープですが、選び方を間違えると逆に不便を感じてしまうこともあります。
ここでは、ジムニーにぴったりなカーサイドタープの種類や、JB64・JB23それぞれに合ったサイズと仕様について詳しく解説します。
ジムニーに適したカーサイドタープの種類
ジムニーに適したカーサイドタープは、主に以下の3種類に分類されます。
それぞれの特徴を理解し、使用目的や設営の手軽さ、価格帯などを考慮して選ぶことが重要です。
1. カーサイドタープ
カーサイドタープは、車両の側面に取り付けるタープで、車と連結して使用します。
設営にはポールやペグが必要で、やや手間がかかりますが、安定性が高く、風や雨に強いのが特徴です。
価格も比較的リーズナブルで、初めての方にも手が出しやすい選択肢となります。
2. カーサイドオーニング
カーサイドオーニングは、車両のルーフキャリアに常設し、必要なときに引き出して使用するタイプのタープです。
設営が非常に簡単で、短時間で日陰を作ることができます。
ただし、価格が高めで、風に対する耐久性がやや劣る点には注意が必要です。
3. レクタタープ
レクタタープは、長方形の形状をした汎用性の高いタープで、車両に直接取り付けることも、独立して使用することも可能です。
設営にはポールや吸盤、カージョイントなどの追加アイテムが必要ですが、使い方の自由度が高く、キャンプやBBQなど多様なシーンで活躍します。
以上のように、カーサイドタープにはそれぞれ異なる特徴があります。
使用目的や設営の手軽さ、予算などを考慮して、自分に最適なタープを選ぶことが大切です。
JB64とJB23に対応するタープのサイズと仕様
ジムニーのJB64およびJB23モデルに対応するカーサイドタープを選ぶ際には、車両のサイズや装備に合わせた適切なタープを選ぶことが重要です。
車両サイズの確認
JB64とJB23の車高は約1,700mm前後で、ルーフキャリアやルーフラックを装備している場合はさらに高くなります。
そのため、タープの高さ調整が可能なモデルや、対応車高が明記されている製品を選ぶと安心です。
タープのサイズ選び
タープのサイズは、使用目的や設営スペースに応じて選ぶ必要があります。
例えば、デイキャンプや短時間の休憩にはコンパクトなサイズ(約250cm×250cm)が適しています。
一方、長時間の滞在や複数人での使用を想定する場合は、より大きなサイズ(約300cm×300cm以上)のタープを選ぶと快適です。
素材と耐水性
タープの素材には、ポリエステルやオックスフォード生地などがあり、それぞれ耐久性や防水性に違いがあります。
耐水圧が1,500mm以上の製品を選ぶと、急な雨でも安心して使用できます。
取り付け方法
JB64やJB23にタープを取り付ける際には、ルーフキャリアやルーフラックの有無を確認し、適切な取り付け方法を選択することが重要です。
吸盤やマグネット、カージョイントなどのアクセサリーを活用することで、安定した設営が可能になります。
以上のポイントを踏まえて、JB64およびJB23に適したカーサイドタープを選ぶことで、快適なアウトドアライフを楽しむことができます。
タープ取り付けの基本と注意点
カーサイドタープをジムニーに取り付ける際は、基本的な手順と注意点を押さえることで、安全かつ快適なアウトドア空間を実現できます。
【取り付けの基本手順】
●設営場所の選定: 平坦で水はけの良い場所を選びます。
地面が硬すぎるとペグが打ち込みにくく、柔らかすぎると固定力が弱まります。
●タープの広げ方: タープを地面に広げ、四隅や角にペグを打つポイントを仮決めしてペグダウン位置を確認します。
その後、メインポールをタープのループに通して立ち上げ、ポールがしっかり起きたら張り綱を適度な角度(おおむね45度)で固定し、テンションをかけましょう。
●風向きの確認: 風を受け流すように設営します。
風上側を低く、風下側を高くすることで、風の影響を軽減できます。
【注意点】
●風対策: 強風時にはタープが風にあおられやすくなります。
ロープやポールでしっかり固定し、風の影響を受けにくい設営を心がけましょう。
●雨対策: 雨が予想される場合は、タープに適切な勾配をつけて雨水が溜まらないようにします。
雨水が溜まると、タープが破損する恐れがあります。
●安全確認: 設営後は、ロープやペグがしっかり固定されているか、タープがたるんでいないかを確認し、安全性を確保しましょう。
これらの基本と注意点を守ることで、ジムニーにカーサイドタープを安全かつ快適に取り付けることができます。
タープ連結で広がる快適空間の作り方
カーサイドタープをジムニーに連結することで、限られたスペースを有効活用し、快適なアウトドア空間を作り出すことができます。
【連結方法】
●吸盤フックの使用: 車体に吸盤フックを取り付け、タープのグロメット(穴)をフックに引っ掛けます。
これにより、車とタープを簡単に連結できます。
●ウェビングベルトの活用: 車のホイールやルーフキャリアにウェビングベルトを通し、タープと接続します。
これにより、吸盤よりも確実に、そして素早くセットできます。
●小川張り: タープの一部を車にかぶせるように張る方法です。
車と直接連結しないため、車体に傷をつける心配がありません。
【快適空間の作り方】
●リビングスペースの確保: タープの下にテーブルやチェアを配置することで、日差しや雨を避けながらくつろげるリビングスペースを作れます。
●プライバシーの確保: タープのサイドにスクリーンやシェードを取り付けることで、周囲の視線を遮り、プライバシーを確保できます。
●収納スペースの拡張: タープの下に収納ボックスやクーラーボックスを置くことで、荷物の保管スペースを確保できます。
これらの工夫を取り入れることで、ジムニーとカーサイドタープを連結し、快適で機能的なアウトドア空間を作り出すことができます。
ジムニーでカーサイドタープのおすすめモデルと自作方法
カーサイドタープをジムニーで活用する際、市販のモデルを選ぶだけでなく、自作という選択肢もあります。
特にジムニーはカスタム性の高さが魅力の一つであり、自分のスタイルや用途に合わせてタープを選んだり作ったりする楽しみがあります。
ここでは、純正タープと市販タープの違いを比較しながら、人気ブランド「小川」の製品や、話題のDDタープを使った自作事例などを詳しくご紹介します。
選ぶだけでなく「作る」視点でも参考にしてください。
純正タープと市販タープの比較
ジムニーに取り付けるカーサイドタープには、スズキ純正品と市販品の2つの選択肢があります。
それぞれに特徴があり、用途や予算に応じて選ぶことが重要です。
純正タープの特徴
スズキ純正のカーサイドタープは、老舗アウトドアブランドのogawaと共同開発された製品です。
ジムニーの車体に合わせた設計となっており、リアゲートに取り付けるタイプが一般的です。
設営が簡単で、吸盤フックやペグなどの付属品が揃っているため、購入後すぐに使用できます。
また、メッシュ窓が備えられており、通気性にも配慮されています。
価格は約46,800円(税込)で、品質と利便性を兼ね備えた製品と言えるでしょう。
市販タープの特徴
市販のカーサイドタープは、さまざまなメーカーから多種多様な製品が販売されています。
価格帯も幅広く、1万円前後から手に入る製品もあります。
設営方法やデザイン、素材なども多岐にわたり、用途や好みに合わせて選ぶことができます。
ただし、ジムニー専用設計ではないため、取り付けには工夫が必要な場合があります。
また、付属品が別売りとなっていることもあるため、購入時には内容物を確認することが大切です。
比較と選び方
純正タープは、ジムニーに最適化された設計と高い品質が魅力です。
一方、市販タープは価格やデザインの選択肢が豊富で、コストパフォーマンスに優れています。
初めてカーサイドタープを使用する方や、設営の手軽さを重視する方には純正タープがおすすめです。
一方、予算を抑えたい方や、自分好みのデザインを求める方には市販タープが適しているでしょう。
小川のカーサイドシェルターの特徴と設営方法
ogawa(小川)のカーサイドシェルターは、ジムニーをはじめとする車両と連結して使用するテント型のタープです。
その特徴と設営方法について詳しく解説します。
特徴
カーサイドシェルターは、車体に吸盤フックで固定し、2本のポールで自立させる構造です。
設営が簡単で、一人でも約5分で設営可能です。
また、2022年のリニューアルにより、ポールでの自立設営が可能になり、ガイロープ用のループやランタンフックが追加されました。
さらに、2024年モデルでは、T/C素材を採用し、前面の跳ね上げが可能になるなど、機能性が向上しています。
設営方法
設営場所の選定: 平坦で風の影響を受けにくい場所を選びます。
吸盤フックの取り付け: 車体の清掃を行い、吸盤フックを車の屋根に取り付けます。
シェルターの展開: シェルターを広げ、吸盤フックにハトメを引っ掛けます。
ポールの設置: 2本のポールを交差させるように立て、シェルターを自立させます。
ペグダウン: シェルターの四隅をペグで固定し、張り綱でテンションを調整します。
設営後は、シェルター内にテーブルやチェアを配置し、快適なリビングスペースを作ることができます。
また、メッシュ窓や跳ね上げ機能を活用することで、通気性や開放感を調整できます。
カーサイドシェルターは、設営の手軽さと機能性を兼ね備えた製品として、アウトドア初心者からベテランまで幅広くおすすめできます。
DDタープを活用したジムニー向けタープの自作事例
ジムニーにDDタープを活用してカーサイドタープを自作することで、コストを抑えつつ、自分好みのアウトドア空間を作り出すことが可能です。
DDタープは、その多様な設営スタイルと耐久性から、多くのキャンパーに支持されています。
DDタープの特徴と選定理由
DDタープは、耐久性と汎用性に優れたタープで、特に3×3mサイズはジムニーの車体に適したサイズ感です。
軽量で持ち運びが容易なため、ソロキャンプやデイキャンプに最適です。
自作事例の紹介
あるキャンパーは、DDタープをジムニーのルーフラックに連結し、カーサイドタープとして活用しています。
タープのループにカラビナを取り付け、ステーを介してルーフラックに固定。
反対側はポールで支え、ガイロープとペグで固定することで、安定した設営が可能です。
この方法は、設営が簡単で、風の影響を受けにくいという利点があります。
注意点と工夫
設営時には、風の強さや地面の状態を考慮し、ペグダウンをしっかり行うことが重要です。
また、タープの張り方を工夫することで、雨水の排水性を高め、快適な空間を維持できます。
このように、DDタープを活用した自作カーサイドタープは、ジムニーのアウトドアライフをより充実させるアイテムとなります。
自作タープの材料選びと製作のポイント
自作カーサイドタープを製作する際には、適切な材料選びと製作手順を踏むことが、快適で安全なアウトドア空間を作る鍵となります。
【材料選びのポイント】
タープ本体: 防水性と耐久性を兼ね備えた素材を選びましょう。
市販の防水シートや帆布生地などが適しています。
ポール: アルミ製やスチール製の伸縮式ポールが便利です。
ホームセンターで入手可能な物干し竿を代用することもできます。
固定具: 吸盤フックやカラビナ、ガイロープ、ペグなどを用意しましょう。
これらは設営の安定性を高めるために重要です。
【製作の手順と注意点】
サイズの決定: ジムニーの車体サイズに合わせて、タープの大きさを決定します。
一般的には、幅2.5mから3m、長さ2mから3mが適しています。
ハトメの取り付け: タープの四隅や必要な箇所にハトメを取り付けます。
これにより、ポールやロープを通すことができます。
補強: ハトメ周辺には補強布を縫い付け、耐久性を高めましょう。
特に風の強い日には、補強が効果を発揮します。
設営テスト: 製作後は、実際に設営してみて、安定性や使い勝手を確認します。
必要に応じて、改良を加えましょう。
自作タープは、市販品に比べてコストを抑えられ、自分好みのデザインや機能を取り入れることができます。
ただし、製作には時間と労力が必要なため、計画的に進めることが大切です。
【まとめ】ジムニーのカーサイドタープについて
最後に本記事で重要なポイントをまとめます。