JASMA車検通らないと検索してこの記事にたどり着いた方は、おそらく車検を目前に控え、「JASMA認定マフラーでも通らないのはなぜか」「マフラーJASMA無し車検はどうなるのか」など、不安や疑問を抱えていることでしょう。
実は、JASMAマフラー車検といっても、年式や構造によって適合条件が大きく異なり、単に認定されているだけでは不十分なケースもあります。
特に2010年以降の車両では、年式の違いが車検合否に影響することがあり、プレートの有無や状態も重要な確認ポイントです。
また、番号検索ができない状況では、適合情報の把握にも手間がかかります。
本記事では、JQRとJASMA 違いやJASMA基準とは何ですか?といった基本的な知識から、マフラーに認証プレートが無いと車検に通らない?という実務的な疑問、さらには「ハーレーのマフラーは車検に通らないのはなぜですか?」といった特殊なケースまでを含めて詳しく解説します。
車検に厳しいマフラーは?という視点からもチェックポイントを整理しているので、ぜひ最後までご覧ください。
■本記事のポイント
- JASMA認定マフラーでも車検に通らない条件
- 年式ごとのマフラー適合基準の違い
- 認証プレートの有無が車検に与える影響
- JASMAとJQRなど各種認証の違いと重要性
JASMA車検通らない?認定でも注意するべきポイント
JASMA認定マフラーであっても、必ずしも車検に通るとは限りません。
多くのユーザーが「認定を受けているなら安心」と思いがちですが、実際の検査では年式や基準の違い、そしてマフラーそのものの状態によって不合格となるケースがあります。
では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか?ここからは、JASMAと車両年式の関係や、認定プレートの重要性など、見落としがちな注意点について詳しく解説していきます。
マフラーJASMA無し車検の影響
JASMA認定を受けていないマフラーを装着している場合、車検に通らない可能性が高まります。
これは、保安基準に適合していることを証明する認証プレートがないため、検査官が適合性を判断できないためです。
特に2010年4月1日以降に生産された車両では、加速走行騒音の規制が強化されており、認証プレートのないマフラーは適合外と見なされることがあります。
また、マフラーの音量や形状が保安基準に適合していない場合も、車検に不合格となる原因となります。
例えば、近接排気騒音が基準値を超えていたり、最低地上高が確保できていなかったりする場合です。
さらに、マフラーの取り付け位置が適切でない場合や、車体からの突出がある場合も注意が必要です。
このように、JASMA認定のないマフラーを装着していると、車検に通らないリスクが高まります。
車検を確実に通過させるためには、JASMA認定を受けたマフラーを選ぶことが重要です。
また、マフラーの状態や取り付け方法にも注意を払い、保安基準に適合していることを確認することが求められます。
JASMAマフラーの車検での注意点
JASMA認定マフラーを装着していても、車検に通らない場合があります。
これは、マフラーの状態や取り付け方法が保安基準に適合していない場合や、認証プレートが損傷している場合などが原因です。
また、車両の年式や仕様によっては、追加の規制が適用されることもあります。
例えば、2010年4月1日以降に生産された車両では、加速走行騒音の規制が強化されており、JASMA認定マフラーであっても、加速騒音試験に適合していない場合は車検に通らないことがあります。
また、マフラーの取り付け位置や形状が保安基準に適合していない場合も、不合格となる可能性があります。
さらに、マフラーの劣化や損傷がある場合も注意が必要です。
排気漏れや腐食が進行していると、車検に通らない原因となります。
定期的な点検やメンテナンスを行い、マフラーの状態を良好に保つことが重要です。
このように、JASMA認定マフラーを装着していても、車検に通るためには、マフラーの状態や取り付け方法、車両の年式や仕様に応じた保安基準への適合が求められます。
車検前には、これらの点を確認し、必要に応じて整備や交換を行うことが推奨されます。
年式による違い
JASMA(日本自動車スポーツマフラー協会)の認定マフラーは、車両の年式によって車検への影響が異なります。
特に2010年4月1日以降に製造された車両では、加速走行騒音の規制が強化されており、これに対応したマフラーでなければ車検に通らない可能性があります。
具体的には、2010年以降の車両では、加速時の騒音が105dBまたは110dBを超えないように規制されています。
そのため、JASMA認定マフラーであっても、製造年が古い場合や、加速騒音試験に適合していない場合は、車検に不合格となることがあります。
また、JASMAプレートに記載されている認定番号の最初の2桁は、認定を受けた年を示しています。
例えば、「93-000242」の場合、「93」は1993年に認定されたことを意味します。
この情報をもとに、マフラーが自車の年式に適合しているかを確認することが重要です。
さらに、車両の年式によっては、排気ガス規制や騒音規制が異なるため、マフラーの適合性を確認する際には、年式ごとの基準を把握しておく必要があります。
特に輸入車やカスタム車両の場合は、規制が厳しくなる傾向があるため、注意が必要です。
このように、JASMA認定マフラーであっても、車両の年式によっては車検に通らない可能性があります。
車検を確実に通過させるためには、自車の年式に適合したマフラーを選択し、必要に応じて専門家に相談することが推奨されます。
プレートの確認方法
JASMAプレートは、マフラーがJASMAの認定を受けていることを示す金属製のプレートで、マフラー本体に取り付けられています。
このプレートには、認定番号や製造メーカーのコードが刻印されており、車検時の確認やマフラーの適合性を判断する際に重要な情報となります。
JASMAプレートの確認方法としては、まずマフラーの外観をチェックし、プレートが取り付けられているかを確認します。
プレートは、マフラーのサイレンサー部分やパイプの側面など、目立たない場所に取り付けられていることが多いため、注意深く探す必要があります。
プレートが見つかった場合、刻印されている認定番号を確認します。
この番号の最初の3桁は製造メーカーを示しており、例えば「001」はフジツボ、「006」はトラスト、「051」はHKSを意味します。
また、次の2桁は認定を受けた年を示しており、例えば「93」は1993年を意味します。
プレートが見つからない場合や、刻印が不鮮明で読み取れない場合は、マフラーがJASMA認定を受けていない可能性があります。
その場合、車検に通らない可能性が高くなるため、注意が必要です。
また、JASMAプレートの情報をもとに、マフラーの適合性を確認する際には、JASMAの公式ウェブサイトや、各メーカーの公式サイトで情報を検索することが有効です。
これにより、マフラーが自車の年式や仕様に適合しているかを確認することができます。
このように、JASMAプレートの確認は、マフラーの適合性を判断する上で重要なステップです。
車検を確実に通過させるためには、プレートの有無や刻印内容を確認し、必要に応じて専門家に相談することが推奨されます。
JASMA車検通らない?認定マフラーの選び方
JASMA認定マフラーを選ぶ際は、単に「認証されているかどうか」だけで判断するのは不十分です。
年式との適合性や騒音・排ガス規制の対応状況、さらにはマフラーに表示された番号の意味など、細かな要素を理解しておくことが重要です。
ここからは、正しく選ぶために知っておきたいJASMA基準の内容や、車検で不利になりやすいマフラーの特徴について、具体的に解説していきます。
選び方を間違えると、車検に通らないリスクもあるため注意が必要です。
番号検索の活用法
JASMA(日本自動車マフラー協会)認定マフラーには、製品ごとに固有の「JASMA番号」が付与されています。
この番号は、マフラーがJASMAの基準を満たしていることを示すもので、車検時の確認や製品の適合性を判断する際に重要な情報となります。
しかし、現時点ではJASMA番号をオンラインで直接検索する公式な方法は提供されていません。
JASMAの公式サイトでも、番号からの検索サービスは実施されていない旨が記載されています。
そのため、JASMA番号を活用する際には、以下の方法が有効です。
製品の製造メーカーに問い合わせる:マフラーに刻印されているJASMA番号をもとに、製造メーカーに直接問い合わせることで、製品の適合車種や仕様についての情報を得ることができます。
JASMA事務局に連絡する:JASMA事務局に電話やメールで問い合わせることで、製品に関する情報提供を受けることが可能です。
ただし、SR・RO製品については、各製造メーカーに直接問い合わせる必要があります。
これらの方法を活用することで、JASMA番号をもとに製品の適合性や仕様を確認することができます。
車検を確実に通過させるためには、事前に適合性を確認し、必要に応じて専門家に相談することが推奨されます。
JQRとJASMAの違いと車検対応
マフラーの認証には、JASMA(日本自動車マフラー協会)とJQR(株式会社JQR)の2種類が存在します。
これらの認証は、車両の年式や規制の違いにより、車検への対応が異なります。
JASMA認定は、主に平成22年3月31日以前に生産された車両を対象としています。
この認定は、近接排気騒音の基準を満たしていることを示すもので、JASMAプレートがマフラーに取り付けられています。
JASMA基準は、保安基準よりも厳しい自主規制基準であり、インナーサイレンサーを取り外した状態での騒音値が基準を満たしている必要があります。
一方、JQR認証は、平成22年4月1日以降に生産された車両に適用される新規制に対応した認証です。
この認証では、近接排気騒音に加えて、加速走行騒音の基準も満たす必要があります。
JQR認証マフラーには、性能等確認済表示プレートが取り付けられており、車検時にはこのプレートの有無が確認されます。
車検を確実に通過させるためには、車両の年式に応じた適切な認証マフラーを選択することが重要です。
また、マフラーの適合性や認証の有無について不明な点がある場合は、製造メーカーや専門家に相談することが推奨されます。
マフラーに認証プレートが無いと車検に通らない?
2010年4月1日以降に製造された車両では、マフラーに「性能等確認済表示プレート」が装着されていない場合、車検に通らない可能性が高くなります。
このプレートは、マフラーが加速走行騒音や近接排気騒音の基準を満たしていることを示す証明であり、車検時にその有無が確認されます。
プレートには「JQR」「JATA」「JARI」などの確認機関名や識別番号、エンジン型式などが刻印されており、これらの情報が車両と一致している必要があります。
プレートが欠損していたり、刻印が読み取れない状態では、車検に不合格となる可能性があります。
また、マフラーが車両の型式やエンジン型式に適合していない場合も、認証が無効となり、車検に通らないことがあります。
そのため、マフラーを交換する際には、車両に適合した認証マフラーを選択し、プレートの状態を定期的に確認することが重要です。
プレートが損傷している場合や紛失した場合は、製造メーカーに再発行を依頼することができますが、プレート単体での再発行は行われていないため、マフラー本体ごとの交換が必要になる場合もあります。
このように、マフラーに認証プレートが無い、または適切な状態でない場合、車検に通らないリスクが高まります。
車検を確実に通過させるためには、認証プレートの有無や状態を確認し、必要に応じて適切な対応を行うことが求められます。
ハーレーのマフラーは車検に通らないのはなぜですか?
ハーレー・ダビッドソンのマフラーが車検に通らない主な理由は、騒音規制や排ガス規制への適合性にあります。
特に社外マフラーの場合、JMCA(全国二輪車用品連合会)などの認証を取得していない製品が多く、これが車検不合格の原因となります。
また、ハーレーは独特のエンジン音や鼓動感を楽しむためにマフラーを交換するユーザーが多いですが、これにより騒音規制を超える音量となり、車検に通らないケースがあります。
さらに、排ガス規制に関しても、触媒が装着されていない、または劣化しているマフラーでは、排ガス試験に不合格となる可能性があります。
特に2021年以降の高年式モデルでは、排ガス規制が厳しくなっており、純正マフラーであっても、劣化や燃調の不適切さにより車検に通らないケースが増えています。
そのため、マフラー交換後は適切なチューニングやメンテナンスが必要となります。
車検対応の社外マフラーも存在しますが、これらは認証プレートの有無や、車両の年式、型式への適合性を確認する必要があります。
また、マフラーの状態や取り付け方法にも注意が必要です。
このように、ハーレーのマフラーが車検に通らない理由は多岐にわたります。
車検を確実に通過させるためには、認証マフラーの選択、適切なチューニング、定期的なメンテナンスが重要です。
JASMA基準とは何ですか?
JASMA基準とは、日本自動車マフラー協会(JASMA)が定める、マフラーの性能や品質に関する自主的な基準です。
この基準は、国の「道路運送車両の保安基準」よりも厳しい内容となっており、特に騒音や排気ガスの排出に関する規制が強化されています。
JASMA認定を受けたマフラーは、以下のような基準を満たしています。
騒音規制:近接排気騒音の基準値は、保安基準よりも厳しく設定されています。
例えば、フロントエンジン車の場合、保安基準では96dB以下とされていますが、JASMA基準では95dB以下となっています。
構造規制:消音機能を容易に取り外せる構造のマフラーは認定対象外とされています。
これは、インナーサイレンサーの着脱が簡単にできるマフラーが、騒音規制を回避する目的で使用されることを防ぐためです。
排気ガス規制:排気ガスの浄化性能についても、一定の基準が設けられており、触媒の有無やその性能が評価対象となります。
これらの基準を満たしたマフラーには、JASMA認定プレートが取り付けられ、車検時の確認資料として使用されます。
ただし、JASMA認定マフラーであっても、車両の年式や仕様によっては、車検に通らない場合もあるため、注意が必要です。
このように、JASMA基準は、マフラーの性能や品質を保証するための厳格な基準であり、車検を確実に通過させるためには、これらの基準を理解し、適切なマフラーを選択することが重要です。
車検に厳しいマフラーは?
車検において厳しい評価を受けるマフラーには、いくつかの特徴があります。
これらのマフラーは、保安基準やJASMA基準を満たしていない場合が多く、車検に通らないリスクが高まります。
消音機能が容易に取り外せるマフラー:インナーサイレンサーが簡単に着脱できる構造のマフラーは、騒音規制を回避する目的で使用されることがあり、保安基準に適合しないと判断されることがあります。
騒音規制を超えるマフラー:近接排気騒音や加速走行騒音が基準値を超えるマフラーは、車検に通らない可能性があります。
特に、2010年4月1日以降に生産された車両では、加速走行騒音の規制が強化されており、これに適合していないマフラーは不合格となることがあります。
排気ガス浄化性能が不十分なマフラー:触媒が装着されていない、またはその性能が不十分なマフラーは、排気ガス規制に適合しないと判断されることがあります。
これにより、車検に通らない可能性が高まります。
最低地上高が確保できないマフラー:マフラーの取り付け位置が低すぎる場合、最低地上高の基準(9cm以上)を満たさず、車検に不合格となることがあります。
これらの特徴を持つマフラーは、車検において厳しい評価を受ける可能性が高いため、マフラーを選択する際には、保安基準やJASMA基準に適合した製品を選ぶことが重要です。
また、マフラーの状態や取り付け方法にも注意を払い、定期的な点検やメンテナンスを行うことが推奨されます。
【まとめ】JASMA車検通らないについて
最後に本記事で重要なポイントをまとめます。